ホットな瞑想とクールな瞑想-マインドフルネスとは
梅雨入りの候、いかがお過ごしですか?
久しぶりの投稿となります。
最近、瞑想(マインドフルネス・メディテーション)をはじめました。
3000年の伝統を持つ、チベット仏教の瞑想のオンラインスクールなのですが、
そこで昨日、ホットな瞑想とクールな瞑想というお話があり、なるほどな、と思ったので共有させていただきたいと思います。
瞑想というのは、呼吸に意識を向け座っているだけなので、退屈と言えば退屈です。
ただ、その退屈さが快適なものなのか、不快なものなのか?その違いは何でしょうか?
例えば、夏に静かなビーチで木陰に横たわる。
退屈と言えば退屈ですが、とっても快適で、ずっとその時が続けばいいのに、と思いますよね?
反対に、壁に囲まれた狭い独房で閉じ込められていたら、拷問に等しい苦しみになると思います。
この二つの退屈の違いは何でしょうか?美しい景色?快適な気温?
それもあるかもしれませんが、違いは外部環境ではなく私たちの中にある。
心がざわついて、あれこれと思考をめぐらせているのに、何もすることが出来ない。
そうなると、退屈の苦しみとなります。それが瞑想中に起こると、ホットな瞑想の退屈さとなります。
心や頭が熱い状態ですね。あれがしたい、これがしたい、あれが欲しい、これが欲しい、という熱い欲望にとらわれていて、しかしそれが叶わない状態です。
反対に、クールな瞑想では
思考や感情は外部化され(ラベリングされた状態)自分自身は周囲に溶ける呼吸と一体となって、
心は静かで、あらゆるとらわれから解放され、涼しく、クールな状態。
夏のビーチの気温は高くとも、快適なビーチでは、クールな瞑想と似た、平和でマインドフルな状態で過ごすことが出来ている。
反対に、冬の独房は寒いけれど、思考や感情にとらわれて、退屈さが苦しみとなる。
マインドフルネスメディテーションでは、
自分の今いるその場所で、クールな瞑想の状態を実現する練習をしていきます。
マインドフルな状態の時、そこで私たちは慈愛と自由な状態を得ることができます。
私が目指すオイルマッサージでもそのような状態の実現を目指していて、身体の感覚に意識が置かれることにより、クールな瞑想の状態に近くなります。
当サロンでは、そのようなクールな瞑想の状態を、癒しの理想形としています。