身体を整えると心も整うということ

2020/05/10 ブログ

人間は心が大事 とよく言われます。

病は気から などともいわれます。

心が晴れやかなら、体の健康も得られる、という考えは広くあって、私もそのように考えていました。

 

健康とは心が先か、体が先か。

鶏が先か、卵が先か、のような議論ではあり、どちらが正しくどちらが間違っているかという話ではありません。

 

ただ、本当に心が不調なら、また体が不調なら、まずは体から正していくほうが結果が確実だ、というのは私の経験です。

 

体が変わると、心が劇的に変わります。自然と、世界の見方、見え方、考え方、感じ方が変わってきます。

 

体というのは細胞からできていて、体が変わると、細胞レベルから心が変わっていきます。うつりかわりやすい心、目に見えない心が、細胞という肉体的物質によって担保されているとは、なんと確かなことでしょう。

 

以前勤めていたゴールドジムには「Change your Body, change your mind」という標語が掲げられていました。「体が変わると、心が変わる」

それは私も実体験として、生死をさまようほどの体と心の不調を、ジム通いと運動・食事によって根本から直した経験から確信しています。

 

10年ほど前には、私は体重が今より20キロも多く、慢性的な体調不良に悩まされ、睡眠障害と腸の不調、全身のかゆみ、喘息を抱えていました。

 

仕事のストレスと家庭の問題、合わない食生活、喘息の薬の副作用が原因でした。仕事を変え食事を変え、マッサージに通って何とか生きているといった感じでしたが、だれにもアドバイスされることなく体が、細胞が悲鳴をあげ、「運動をしろ」と言われ、即ジムに入会しました。

 

しかし、喘息持ちだったため、少し運動すると喘息が出て息ができなくなり、運動すらままならない状態。

 

有酸素運動は無理、と思い、筋トレをしたものの、自重スクワットが一回もできず、腹筋も腕立て伏せも一回もできないくらい体は弱体化しており、われながら本当に驚きました。

 

おそらく喘息の薬ステロイドにより、筋肉が落ちて、むくんでいたのだと思います。

 

息が苦しくて運動ができず、一度も自重トレーニングができず、体も固くてストレッチもやっと。食事を変えても全く痩せない期間が2年も続きました。

 

3年目に入ってやっと、体重が20キロ落ち、筋肉がつき、有酸素運動も満足にできるようになりました。

 

今では120キロの負荷を追加してスクワットができるようになり、HIITで一日代謝を高く保つことにより、活動量を高く一日を過ごすことができるようになっています。喘息もまったくなくなりました。

 

心持も世界の見え方も変わり、今ではいままでの人生の中で一番満たされた日々を送ることができています。

 

それは、何をもっているからとか、何をしているからとか、気持ちのもちようとかではなく、体力の向上からもたらされるエネルギーと、生命力とエネルギーに満ちているからこそネガティブになりようのない心ゆえの満たされ方です。

 

心だけ直すのは本当に難しい。しかし、体を正すと、心は自然に正され、曲げようとすることすら難しくなります。

 

是非、皆さんも自分なりの健康法を見つけてください。細胞の声を聴く時間をぜひ持ってあげてください。